韓国ドラマ「ビッグマウス」は、正体不明の天才詐欺師「ビッグマウス」を巡って物語が二転三転する、緊張感あふれるサスペンスドラマです。
イ・ジョンソクがこれまでのイメージを覆す演技を見せ、少女時代のユナとの夫婦役にも注目が集まりました。
一見すると平凡な男が、ある事件をきっかけに巨大な陰謀へ巻き込まれていく展開は、毎話先が読めず引き込まれること間違いなし。
誰が味方で、誰が敵なのか──視聴者までも翻弄する巧妙なストーリー構成が、本作最大の魅力です。
この記事では、「ビッグマウス」のキャストや登場人物の魅力を中心に、見どころや感想を交えながら詳しく紹介していきます。
サスペンス好きの方はもちろん、イ・ジョンソク出演作を探している方にもおすすめの一作です。
韓国ドラマ「ビッグマウス」とは?(初回視聴で感じた印象)
「ビッグマウス」を初めて観たとき、まず感じたのはやっぱり主演2人のビジュアル相性の良さでした!
イ・ジョンソクとユナ(少女時代)の並びがとにかく絵になっていて、「この夫婦、見ているだけで安心感があるなぁ♡」と思わせてくれます。
特にユナの透明感は健在で、どのシーンでも目を引く存在感。改めて「なんでこんなに綺麗なんだろう・・・」と見惚れてしまいました。
老化を知らないですよね・・・。羨ましい限りですw
物語の序盤は、イ・ジョンソク演じる主人公が少し頼りなく、どこか普通の弁護士に見えるため、「もしかして意外と平和なドラマなのかな?」と錯覚してしまいます。しかし、その印象は本当に一瞬。
開始早々に放り込まれる衝撃的な展開によって、一気に空気が一変します。「え、もうここまで行くの?」と思わされる急展開に、良い意味で裏切られました。
ただ正直なところ、2話くらいまでは少し迷いました。
情報量も多く、世界観に慣れるまで時間がかかるため、「ここでリタイアしようかな・・・」と感じたのも本音でございます・・・。
ですが、そこを粘って視聴したことで、物語は徐々に面白さを増していきました。
主人公を取り巻く状況がどんどん厳しくなり、立場が逆転していくにつれて、サスペンスとしての緊張感が一気に加速。
「この人、本当にただの一般人なの?」「一体誰が黒幕なの?」と、自然と次の話が気になってしまう構成になっています。
序盤は静かでも、中盤から一気に化けるタイプのドラマ。最初に感じた違和感や戸惑いこそが、後半の面白さにつながっていると実感しました。
「ビッグマウス」の基本情報
■原題 빅마우스
■公開年 2022年
■国 韓国
■話数 全16話
■監督 オ・チュンファン
■脚本 チャン・ヨンチョル
■配信サイト Disney+
キャストと登場人物の魅力(相関図あり)

「ビッグマウス」の大きな魅力のひとつが、キャスト陣の演技力と役柄のハマり具合です。
登場人物それぞれが物語の中で重要な役割を担っており、「この人は味方?それとも敵?」と疑いながら観てしまう緊張感が、ドラマ全体をより面白くしています。

イ・ジョンソク(パク・チャンホ役)
本作の主人公・パク・チャンホは、勝率わずか10%の三流弁護士。
口は達者だけど実力は今ひとつで、どこか頼りない人物として描かれています。
しかし、ある事件をきっかけに人生が一変。
無力だったはずのチャンホが、極限状態の中で少しずつ変化していく姿は見どころのひとつです。イ・ジョンソクは、情けなさ、怯え、追い詰められた焦り、そこから生まれる覚悟
これらを段階的に表現しており、「同一人物なのに別人みたい」と感じるほど。
ビジュアルだけでなく、演技派俳優としての底力をしっかり見せてくれます。
出演ドラマ
「あなたが眠っている間に」
「W-君と僕の世界-」

イム・ユナ(コ・ミホ役)
チャンホの妻であり、看護師として働くコ・ミホ。
彼女はただ守られる存在ではなく、自ら動き、真実を追い求める強い女性です。
夫が危機に陥ったとき、迷わず立ち向かう姿は本当にかっこよく、「この夫婦、最強では?」と思わせてくれます。
ユナは本作で、優しさ・芯の強さ・母性のような包容力をバランスよく演じており、感情の揺れがとても自然。
透明感のあるビジュアルと、地に足のついた演技が合わさり、物語に安心感を与えてくれる存在です。
出演ドラマ
「キング・ザ・ランド」
「暴君のシェフ」

キム・ジュホン(チェ・ドハ役)
NRフォーラムのリーダーであり、市長を務めるチェ・ドハ。
表向きは理知的でカリスマ性のある人物ですが、その裏には底知れない野心が見え隠れします。
笑顔の奥にある冷たさや、言葉の裏に潜む圧力がとにかく怖い。
「この人、絶対に何か隠してる…」と思わせる存在感はさすがです。
物語が進むにつれて、彼の一言一言が意味深に感じられ、
視聴者の疑念をかき立てる重要キャラクターとなっています。
出演ドラマ
「浪漫ドクターキム・サブ2」
「今、別れの途中です」

オ・ウィシク(キム・スンテ役)
チャンホの友人であり、同じ弁護士事務所で働くキム・スンテ。
どこか軽くて現実的、一般人目線のキャラクターとして物語にリアリティを与えています。
緊迫した展開の中でも、彼の存在があることで少し空気が和らぐ場面も。
ただし、このドラマでは「いい人=安全」とは限らないのが怖いところ。
最後まで信用していいのか分からない立ち位置が、物語に緊張感をプラスしています。
出演ドラマ
「テバク不動産」
「暴君のシェフ」

イ・ギヨン(コ・ギグァン役)
ミホの父であり、頼れる大人代表のコ・ギグァン。
豪快で人情味があり、娘想いな姿には思わずほっこりします。
一見するとサスペンスとは無縁の存在ですが、
家族という視点から物語を支える縁の下の力持ち的なキャラクター。
重くなりがちなストーリーの中で、
人間味や温かさを感じさせてくれる貴重な存在です。
出演ドラマ
「帝王の娘スベクヒャン」
「ハピネス」
【その他のキャスト】
ホン・ジヒ・・・チャン・へジン役
ヤン・ギョンウォン・・・コン・ジフン役
キム・ジョンヒョン・・・チョン・チェボン役
イ・ユジュン・・・ハン・ジェホ役
あらすじとみどころ

三流弁護士のパク・チャンホは、ある殺人事件の弁護を引き受けたことをきっかけに、国家を揺るがす巨大犯罪組織「ビッグマウス」の首謀者として仕立て上げられてしまいます。
突然、凶悪犯として投獄されたチャンホは、
●自分を陥れたのは誰なのか
●本当の“ビッグマウス”は何者なのか
その答えを知らないまま、命の危険が渦巻く刑務所内で生き抜かなければならなくなります。
一方、妻のコ・ミホは外の世界から真相を追い、医療現場や政財界、謎の組織NRフォーラムへと足を踏み入れていきます。
夫婦それぞれの視点から、少しずつ真実が浮かび上がっていく構成が特徴です。
見どころ1:二重構造で進むストーリー展開

物語は、「刑務所という閉ざされた世界」と「外の社会で進行する権力闘争」
この二つの軸で同時進行します。
チャンホが置かれた極限状況と、ミホが追う真相が交差することで、事件の全体像が徐々に明らかになっていきます。どちらか一方だけでは成立しない構成が、物語に緊張感を生み出しています。
見どころ2:正体不明の“ビッグマウス”の存在
作中で常に焦点となるのが、「ビッグマウス」とは一体誰なのか、という点です。
複数の人物が疑わしく描かれ、視聴者もチャンホと同じく疑念の中に放り込まれます。
善と悪、真実と嘘の境界が曖昧になっていく展開は、本作の大きな特徴です。
見どころ3:権力・金・正義をめぐる社会派テーマ

「ビッグマウス」は単なる犯罪サスペンスではなく、
●権力者の論理
●弱者が切り捨てられる構造
●正義が簡単に歪められる現実
といった社会的テーマも色濃く描かれています。
登場人物たちの立場や行動が、それぞれ異なる「正義」を映し出し、物語に深みを与えています。
「ビッグマウス」をみた感想

正直に言うと、序盤は「ちょっと難しいかも?」と感じた部分もありました。
ですが、3話あたりから一気に引き込まれました。
頼りなく見えていたチャンホが、極限状態に追い込まれる中で少しずつ覚醒していく姿は見応えがあります。
最初は「この人が本当に中心人物?」と思っていたのに、物語が進むにつれて表情・言動・立ち振る舞いが変わっていくのが印象的でした。
中盤に入ると、とにかく全員が怪しく見えてくる。
誰が味方で、誰が敵なのか。
本当の“ビッグマウス”は一体誰なのか。
その疑念が常につきまとう展開は、チソン主演の韓国ドラマ『コネクション』を思い出す雰囲気もあり、視聴中はずっと頭をフル回転させていました。

伏線や含みを持たせたセリフも多く、「今の一言、どういう意味?」「この行動、後で繋がるのでは?」と考えながら見るタイプの作品なので、集中力はかなり必要です。
その分、見終わったあとは正直ちょっと疲れました。
怪しい人物だらけで気が抜ける瞬間が少なく、緊張感がずっと続くストーリー。
サクッと気軽に見られるドラマではないと思います。
また、個人的には最終回が少し物足りなく感じました。
ラストに向かって急に駆け足になった印象があり、「もう少し丁寧に描いてほしかったな」と感じる部分も。
それでも、
・主人公の変化
・誰も信用できない心理戦
・最後まで正体が読めない構成
こうした点はこのドラマならではの魅力。
頭を使うサスペンスが好きな人には、かなり刺さる作品だと思います。
印象に残った名シーンやセリフ(少しネタバレあり)
8話 自白剤による幻覚…巨大な“ねずみ”のインパクト
自白剤を打たれたチャンホが見る幻覚のシーンは、恐怖と不気味さの中に、どこか異様なインパクトがありました。
大量のねずみがうごめく中、人間よりもはるかに大きい“でかいねずみ”が登場する演出には、思わず「え、でかすぎない?」とツッコミたくなるほど。
グロテスクでありながら、どこかブラックユーモアも感じさせる映像は、
チャンホの精神が追い詰められていること、そして“ビッグマウス”という存在の象徴のようにも見えました。
怖いのに、なぜか印象に残ってしまう名シーンです。
11話 正体がバレても、仲間は去らなかった

刑務所内で“ビッグマウスではない”ことが明らかになってしまうチャンホ。
これまで築いてきた立場が一気に崩れる瞬間は、見ていてかなりヒヤッとしました。
それでも、それまで共に生き延びてきた仲間たちが力を貸してくれる展開には胸が熱くなります。
特に組長の存在感は別格。
怖さもあるけど、人情もあって、頼もしすぎる…「組長、最高!」と心の中で叫んだ方も多いはず。
力だけではなく、信頼でつながる関係性が描かれた、印象深いエピソードでした。
13話 市長の意外すぎるアクションシーン
この話数で強烈だったのが、市長のアクションシーン。
正直、「そんなに動けるの!?」と驚かされました。
鍛えられた体、迷いのない動き、そして喧嘩が強い市長。
知的でスマートなイメージとのギャップが大きく、「この人、ただ者じゃない…」と改めて感じさせられる場面でした。

14話 ミホの発狂シーンと、市長の完全な豹変
これまで比較的落ち着いた印象だったミホが、我を忘れて発狂するシーンは圧巻。
今まであまり見たことのない表情と緊張感のある演技に、完全に目を奪われました。
同時に、市長の悪者ぶりもここで決定的に。
中盤以降、少しずつ違和感を漂わせていた人物が、このあたりから完全に“悪の顔”へと豹変していくのが怖いほどリアルでした。
最終回 初めて流した涙、ミホの深い愛

このドラマを通して、緊張感や疑念ばかりが続いていましたが、
最終回で初めて涙がこぼれました。
それは派手な展開ではなく、ミホのチャンホに対する“揺るがない愛”が、静かに、でも確かに伝わってきたからです。
ここまで過酷な状況の中でも支え続けてきた想いが、最後にしっかりと心に刺さる形で描かれていて、「この二人の物語だったんだな」と改めて感じさせられるラストでした。
どんな人におすすめ?
●先の読めないサスペンスが好きな人
誰が味方で、誰が敵なのか。
物語が進むほどに全員が怪しく見えてくる構成は、考察好きにはたまりません。
「ビッグマウスは一体誰なのか?」と、常に頭をフル回転させながら観たい方にぴったりです。
●主人公の“覚醒ストーリー”に弱い人
最初は頼りなく、どこか情けなさもあったチャンホが、
追い込まれる中で少しずつ変化し、覚悟を決めて成長していく姿は見応え十分。
ダメ主人公が覚醒していく展開が好きな方には、刺さるはずです。
●イ・ジョンソク×ユナのケミに惹かれる人
サスペンスが軸ではありますが、
チャンホとミホの夫婦としての絆や愛情も、物語の大きな支えになっています。
派手な恋愛描写は少なめですが、その分、想いの深さが心に残ります。
逆におすすめできない人は?
・頭を使うドラマが苦手な人
・テンポの早い展開を求める人
中盤以降は情報量も多く、考察要素も強いため、「気軽に流し見したい」という方には少し疲れるかもしれません。
総合評価・おすすめ度
おすすめ度:90%
作品を観た私からの総合評価はこちら。
| 項目 | 評価 |
| キュンキュン指数 | |
| 涙ちょちょぎれ指数 | |
| アクション指数 | |
| クスっとお笑い指数 | |
| ドロドロ指数 |
「ビッグマウス」を視聴できる配信サービス
2025年12月現在、「ビッグマウス」を視聴できる配信サービスをご紹介します。
■Disney+(ディズニープラス)
独占配信中
本ページの情報は2025年12月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
まとめ
「ビッグマウス」は、先の読めないサスペンスと心理戦を軸に、
平凡だった主人公が極限状態の中で覚醒していく過程を描いた、緊張感の高い韓国ドラマです。
序盤は少しスローペースに感じるものの、物語が動き出す中盤以降は、
誰も信じられない世界観に引き込まれ、視聴者自身も疑心暗鬼になっていきます。
「ビッグマウスは誰なのか?」という謎が、最後まで強い引力となって続く点が大きな魅力です。
また、イ・ジョンソク演じるチャンホの変化と成長、そしてユナ演じるミホの揺るがない愛と覚悟が、重たいストーリーの中に人間味と感情の深みを与えてくれました。
最終回の展開については好みが分かれるかもしれませんが、それまで積み重ねてきた緊張感と心理戦は、サスペンス好きなら一度は体験してほしい完成度です。
頭を使いながらじっくり観たい人、陰謀や裏切りが渦巻く大人向けの韓国ドラマを探している人には、間違いなくおすすめできる一作です。



