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韓国ドラマ「夜に咲く花」あらすじ・キャスト・感想|昼は未亡人、夜は義賊。イ・ハニが魅せた痛快時代劇

時代劇
引用元:MBC

ご覧頂きありがとうございます。韓国・中国ドラマ大好き主婦のタコリです。

韓国ドラマ「夜に咲く花」は、昼は控えめに身を潜め、夜は覆面で弱き者を助ける義賊。そんな二重生活を生きる女性と、彼女の正体に気づく従事官との禁断のロマンスを描くロマンティック・コメディ・アクション時代劇です。

本作は、原作となったウェブトゥーンをもとにしたドラマ化作品で、2024年1月~2月にMBCで全12話が放送され、最終話の視聴率は18.4%を記録。
MBC金土ドラマ枠史上最高の数字を出しました。

日本ではU-NEXTが2025年4月11日から独占配信をスタート。
この記事では、キャストやあらすじ、視聴後の感想などをネタバレを控えつつ解説します。

「夜に咲く花」とは?初回視聴で感じた印象

「夜に咲く花」は、社会の不条理に立ち向かう女性の強さと優しさを描いた時代劇×ヒューマンドラマ。

初回を見たときの印象は、「時代劇なのにテンポが軽快で、現代ドラマのように見やすい!」というものでした。

特に、イ・ハニ演じるヨファの所作やセリフ回しに、内面の強さがにじみ出ていて、1話目から心をつかまれました!詳しい感想は後程・・・。

「夜に咲く花」の基本情報

■原題 밤에 피는 꽃/Knight Flower
■公開年 2024年
■国 韓国
■話数 全12話
■演出 チャン・テユ、チェ・ジョンイン、イ・チャンウ
■脚本 イ・サム、チョン・ミョンイン
■配信サイト U-NEXT独占配信

キャストと登場人物の魅力(相関図あり)

引用元:MBC

引用元:MBC

イ・ハニ(チョ・ヨファ役)
婚約直前に夫を失い、15年もの間“寡婦”として名門両班家に縛られながら暮らしてきた女性。

昼は礼儀正しく控えめな暮らしを送りつつ、夜になると覆面をつけて被害者を救う覆面義賊「美談様」として駆け回ります。

イ・ハニはアクションも完璧で、しなやかさと芯の強さを両立させた演技が圧巻でした。

出演ドラマ
「ワン・ザ・ウーマン」
「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」


引用元:MBC

イ・ジョンウォン(パク・スホ役)
禁衛営の従事官。武術に優れ、任務に忠実な若き男性。

ある夜、賭博場で覆面姿のヨファと鉢合わせし、その正体に気づいたことで物語の鍵を握る存在となります。

冷静さの中に優しさを秘めた演技が印象的で、イ・ハニとの掛け合いも自然。

出演ドラマ
「ゴールデンスプーン」
「酔いしれるロマンス」


引用元:MBC

キム・サンジュン(ソク・ジソン役)
ヨファの舅(義父)にあたる左議政(国家の高官)。
表向きは温厚で品位ある存在だが、権力と体面を重んじ、裏では冷酷な判断を下すことも。

出演ドラマ
シティーハンター in Seoul
「ドクター異邦人」


引用元:MBC

イ・ギウ(パク・ユンハク役)
スホの兄であり、王室・官庁に関わる高位官僚。
兄弟の確執と正義観の違いが物語に緊張を与えます。

出演ドラマ
「ドクターズ~恋する気持ち」
流れ星


引用元:MBC

パク・セヒョン(ヨンソン役)
ヨファの侍女。幼年期に飢えた状態でヨファに救われ、その後忠実に仕える。
ヨファを陰ながら支える存在。

出演ドラマ
「ドクター・プリズナー」
「五月の青春」


その他のキャスト
ユン·サボン・・・チャン·ソウン役
イウジェ・・・ファルユ役
チョン·イェナ・・・コッニム役
キム·ミギョン・・・ユ·グムオク役
ジョンソリ・・・ソクジェイ役

あらすじと見どころ

引用元:MBC

チョ・ヨファは、名門両班の家に嫁ぐはずだった女性。

だが結婚式直前、夫が突然亡くなり、彼女は未亡人となります。
以後15年、家の中で控えめに身を潜めつつも、節操を守る“永遠の寡婦”として暮らしてきました。

日中は家族との顔合わせ、茶会への出席、水墨画披露など、宮廷や両班社会の決まりごとに従って過ごしていくヨファ。

しかし、その身には守るべき誠実さと、抑えた秘めた想いが渦巻いています。

夜になるとヨファは別人。
黒装束を身にまとい、覆面をつけて城下町を抜け、弱き者を助ける義賊「美談様」としての顔を持ちます。

飢えた人々や被害を受けた者たちに食事を分け与え、悪事を働く者たちを懲らしめる正義の剣を振るう姿は、民の希望となっていました。

仮面の義賊、その夜の顔

ある夜、賭博場に忍び込んだヨファは、不正に苦しむ少女を救おうとしますが、そこでパク・スホと遭遇。彼は覆面姿の彼女を目撃し、正体に気づきながらもその場を逃がします。

翌日、スホはヨファの家に出入りするようになり、昼の顔の彼女と接近します。ヨファもまた、夜の顔とは別の一面を持つスホに惹かれていくものの、彼に正体を明かすことには慎重です。義務と感情の狭間で揺れる二人の心情描写が丁寧に紡がれます。

ヨファの舅・ソク・ジソンらは家の名誉と体面を重んじ、ヨファの行動に目を光らせています。ヨファの秘密を知る人々、陰謀を巡らす勢力も動き出し、ヨファとスホは危険な対立に巻き込まれていきます。

ヨファの過去の秘密、家族との確執、両班社会の腐敗などが交錯する中、彼女とスホは最後の対決に挑む。
正体が暴かれ、覆面を脱ぐ瞬間、二人の関係は最終的な試練を迎える。

「夜に咲く花」をみた感想

引用元:MBC

このドラマは気になってはいたのですが、主演のお二人が私が良く知らない俳優さんだった為スルーしてしまっていました。だけど、観て良かった!一言で伝えます。面白い!

1話冒頭からキレッキレのアクションからスタートで一気に私のタイプのドラマ入り。
まずヨファの殺陣が手先、足先まで綺麗で、まるで踊っているみたいでした!

昼は控えめで慎ましく“寡婦”としての姿も見せつつ、夜は自ら剣を振り弱者を助ける義賊というギャップの演じ分けが素晴らしかったです。
特に、賭博場で少女を救おうとする場面や、家の中で礼儀を守りながらも苦悩を抱えるシーンなど、感情の揺れが伝わってきて胸が締め付けられました。

顔も知らない夫のために15年間も喪服を着て貞節を守り続けなければならないし、外にも出れない。誰かにときめいてもダメだし、食事だって楽しめない。
そんなの観ているだけで苦しい生活です。

韓国の時代劇を観ているといつも思うのですが、姑さん強すぎ問題w
基本嫁は逆らえないし、厳しすぎる~

でも、そんな生活の中でもヨファは明るく前向きでとても明るいドラマでした!
いくら罵られても明るいところが素敵。

夜は困った人を放っておけない、いわばダークヒーロー的存在。心が優しいんです。

時代劇ながら笑える場面も多く、登場人物たちの会話や視線のやり取りで笑える瞬間がたくさんありました。
重くなりすぎず、緩急をつけた演出が観やすかったです。

ヨファはヒロインにしては、喋りやリアクションにおじさんを感じる時がありました・・w
個人的感想です。
声のトーンのせいかな?だけどそんなところも、変に女々しくなくて素敵でした!

引用元:MBC

スホは正義感が強く、義務感と感情の板挟みに苦しむ人物として魅力的でした。
ヨファに出会い、何度も心を揺さぶられる場面が多くキュンキュンしちゃいました。

スホ役のイ・ジョンウォンは、このドラマを観るまではよく知らない俳優さんでした。ストーリーが進むにつれて、どんどん格好よく見えてきて、最終的には惚れてましたw

後半にかけてストーリーも、まさかの展開にどんどん面白くなっていきました!
そうか・・・そうくるか・・・。

やっぱりドロドロ系が絡んでくると面白さ倍増しますね。
最初は、人妻のいけないラブストーリーで終わるのかと思いきや。
しっかりとした展開が組まれていて、見応え十分!

引用元:MBC

原作がウェブトゥーンということもあり、ドラマ版では視覚的・演出的アレンジも多く見られます。
時代劇でありながらカメラワークや背景、衣装、小道具の洗練ぶりが映えるため、現在のドラマ視聴層にも受け入れられやすいスタイルだと感じました!

最後に、時代劇あるある・・・
主人公の侍女って本当に良い子ばかり!今回のヨンソンもとっても良い子。
ヨファのことを心から大切に思っていて、ブンブン怒ったりするけどそこにも愛がある。

気になる最終話、タコリはボロ泣きしました。アクションや笑いが多い作品だったので、今回は涙はないかなと思っていました。油断しました。

最終的に、”喜怒哀楽”全て感じられる面白いドラマでした!しいて言えば・・・もうちょっとキュンキュン多めだったらMAX評価でしたね。惜しい!

【朝鮮時代の女性は、どうして頭から服を被っている?】
韓国の時代劇を観ていると良くある、女性が頭から上着のようなものを被ってますよね?すごく気になったので調べてみました。

あれは「チャンオッ(장옷)」や「スゲチマ(쓰개치마)」と呼ばれるもので、顔を隠すための服らしいです。

朝鮮時代の女性は、家族以外の男性に顔を見せるのは良くない事とされていたようです。また、庶民と両班では使うものが違ったそう。

チャンオッ(장옷)・・・庶民用の被り物
スゲチマ(쓰개치마)・・・両班用の被り物

男女・身分の格差が激しい時代だったようですね。

印象に残った名シーンとセリフ

一番心に残ったのは、ヨファが「夫を思う以外何をすることも許されない罪人です。この罪を償うには夫の後を追うしかない、このままでは死を待つだけの人間になってしまう。生きているだけで罪人の私が生きる意義を求めてあがいている。」と語る場面。

時代の中で声を上げることが難しかった女性が、葛藤の中で選ぶ“静かな勇気”に胸を打たれました。同時にとても、苦しくなりました。

また、夜の街を駆けるヨファのアクションシーンは、撮影や衣装の美しさも際立っていて、
韓国時代劇の新しい表現を感じました。

※各話の最後にエピローグがあるのですが、そのエピローグがまた面白いので見逃さないように注意してくださいね!胸キュンの宝庫です。

どんな人におすすめ?

「夜に咲く花」はコメディ要素も多くとても見やすい作品!下記のような人におすすめです。

  • 時代劇が苦手だけど興味はある人
  • 強い女性主人公が好きな人
  • ロマンスとアクションをどちらも楽しみたい人
  • イ・ハニが好きな人

総合評価・おすすめ度

おすすめ度:120%

項目評価
キュンキュン指数4.0
涙ちょちょぎれ指数5.0
アクション指数5.0
クスっとお笑い指数5.0
ドロドロ指数5.0

義賊もの・覆面ヒーローに胸を打たれる人、時代劇入門としても楽しめる軽さと深みを併せ持つ作品なのでとってもおすすめです!

「夜に咲く花」を視聴できる配信サービス

2025年10月現在、「夜に咲く花」を視聴できる配信サービスをご紹介します。

■U-NEXT
独占見放題配信中

まとめ:「夜に咲く花」が教えてくれたもの

「夜に咲く花」は、単なる時代劇ではなく、「誰かのために行動する勇気」と「自分らしく生きる力」を描いた作品です。

ヨファの姿は、時代を超えて私たちに「自分の信じる正義を貫くことの大切さ」を教えてくれます。イ・ハニのファンはもちろん、今まで時代劇を避けていた人にもぜひ見てほしい一作です。


本ページの情報は2025年10月時点のものです。
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