ご覧頂きありがとうございます。韓国ドラマ大好き主婦のタコリです。
今回ご紹介するのは、韓国ドラマ「ただ愛する仲」。
崩壊事故で心に深い傷を負った男女が、痛みを抱えながらも互いを支え合い、少しずつ“生きる意味”を取り戻していく。
華やかさよりも“静かな癒しとリアルな人間描写”で多くの視聴者の心を掴んだ感動作です。
主演は2PMのイ・ジュノと実力派女優ウォン・ジナ。
重いテーマを繊細に描きながらも、彼らの演技が希望の光を感じさせます。
建設事故の被害者という共通の過去を持つ2人が、再び人生を歩み出す過程は、“恋愛ドラマ”という枠を超えた、癒しと再生の物語として静かに心に響きます。
この記事では、「ただ愛する仲」のあらすじやキャスト、見どころ、実際に視聴した感想まで詳しく紹介していきます。
韓国ドラマ「ただ愛する仲」とは?(初回視聴で感じた印象)
初回を観た瞬間から、このドラマが“ただのラブストーリーではない”ことに気づかされました!
第1話、大規模な崩落事故から始まります。
その後、大事故によって日常を奪われた人々が、それでも懸命に生きようとする姿が丁寧に描かれ、静かに心を揺さぶるようなヒューマンドラマに仕上がっていますした。
派手な展開や刺激的な要素はほとんどありません。
しかし、だからこそセリフ一つひとつ、視線の交わり、小さな手の震えまでもが胸に残る。そんな“繊細さ”が本作の最大の魅力だと思います。
イ・ジュノ演じるガンドゥの不器用な優しさ、ウォン・ジナ演じるムンスの抑えきれない痛み。
彼らの出会いは偶然ではなく、運命に導かれた“再生の始まり”のように感じました。
涙が溢れるような切なさと温かさが共存し、「この2人がどんな風に傷を癒していくのか」を見届けたくなるような初回でした。
「ただ愛する仲」の作品情報
■原題 그냥 사랑하는 사이
■公開年 2017年
■国 韓国
■話数 全24話※放送時は16話
■演出 キム・ジンウォン
■脚本 ユ・ボラ
■配信サイト U-NEXT、ABEMA、Hulu、Netflix、Leminoプレミアム
キャストと登場人物の魅力(相関図あり)
「ただ愛する仲」は、事故のトラウマを抱えながらも前を向こうとする登場人物たちの心の変化を、俳優たちが繊細かつリアルに演じ切っています。
彼らの“視線ひとつで伝わる感情”に、多くの視聴者が共感と涙を誘われました。


イ・ジュノ/2PM(イ・ガンドゥ役)
建設現場の崩壊事故で父親を亡くし、自身も大けがを負った青年。
心に深い傷を抱えながらも、母を思い、静かに働きながら生きる姿が印象的です。
ジュノはこの役で繊細な演技力を見事に開花させました。
怒りや悲しみを抑え込む表情の奥に、どこか温かい優しさが見える。
そんな“壊れそうな強さ”を体現し、俳優としての評価を一気に高めました。
彼の一言一言に「本気で生きようとする人間の痛み」が宿っているようでした。
出演ドラマ
「赤い袖先」
「キング・ザ・ランド」

ウォン・ジナ(ハ・ムンス役)
同じ事故で妹を失い、心の奥に深い罪悪感を抱えて生きる建築モデルプランナー。
日常では冷静を装いながらも、ふとした瞬間に涙がこぼれる。
そんな繊細な感情の揺らぎをウォン・ジナが丁寧に演じています。
ムンスがガンドゥと出会い、少しずつ心を開いていく過程は、視聴者にも“癒しの時間”を与えてくれます。
彼女の静かな演技が、この作品全体のトーンを美しくまとめています。
出演ドラマ
「僕を溶かしてくれ」
「先輩、その口紅塗らないで」

イ・ギウ(ソ・ジュウォン役)
再建プロジェクトの建築士。
優秀で温厚だが、過去の事故に関わる“ある秘密”を胸に抱えています。
彼はムンスに想いを寄せながらも、彼女とガンドゥの絆を理解し、そっと見守る存在。
イ・ギウの柔らかくも誠実な演技は、物語に“もう一つの優しさ”を添えています。
大人の余裕と苦悩が同居する彼のキャラクターが、作品全体のバランスを保っています。
出演ドラマ
「ドクターズ」
「流れ星」

カン・ハンナ(チョン・ユジン役)
チョンユ建設対外協力チーム長。自信家で仕事熱心、
しかしその裏には孤独と不器用な愛情表現が隠れています。
カン・ハンナは、明るさと人間らしい弱さを巧みに演じ、登場シーンに温かみを与える存在になっています。
彼女のキャラクターは、物語の中で“もう一つの生き方”を提示しており、ムンスとの対比がとても印象的です。
出演ドラマ
「九尾の狐とキケンな同居」
「暴君のシェフ」
【その他のキャスト】
ユン・ユソン・・・ユン・オク役
アン・ネサン・・・ハ・ドンチョル役
キム・ヘジュン・・・イ・ジェヨン役
キム・ガンヒョン・・・サンマン役
あらすじと見どころ

ある日突然起きた建設現場の崩壊事故。
多くの命が失われたその悲劇の中で、少年イ・ガンドゥ(イ・ジュノ)と少女ハ・ムンス(ウォン・ジナ)は生き残りました。
しかし、生き残ったことが決して「救い」ではなく、その後の人生で彼らを苦しめる“心の傷”として刻まれていきます。
12年後、再建プロジェクトの一員として再び同じ場所に集まった2人。
事故の記憶によって繋がった2人は、徐々に惹かれ合いながらも、お互いの傷に共鳴し、そして癒していきます。
過去を抱えたままもがきながら、それぞれの人生を歩んでいたガンドゥとムンスは、
お互いの存在を通じて少しずつ心を開き、やがて深く惹かれ合っていきます。
派手な展開は少ないものの、静かで深い感情のやりとりが丁寧に描かれていて、じんわりと心に沁みてくる作品です。
ただの恋愛ではなく、“生き残った者たちが再び愛を信じられるようになるまで”の物語。
痛みの中にこそ、希望の光が宿ることを静かに教えてくれるドラマです。
見どころ1:イ・ジュノ×ウォン・ジナの繊細な演技

このドラマ最大の魅力は、主演2人の感情の呼吸の合わせ方。
言葉で語らずとも、視線の交わりだけで通じ合うような関係が、観る者の胸を打つようです。
特にイ・ジュノの静かな涙、ウォン・ジナの小さな微笑み。
どちらも“生きる痛みと希望”を象徴しており、セリフ以上に物語を語っているきがしました。
イ・ジュノはアイドル出身とは思えないほど自然体で、心に傷を負った青年・ガンドゥをリアルに演じています。
目線や表情だけで心情が伝わってくるような、しっとりとした演技が光ります。
俳優としての演技力に感心しました。
正直今までジュノをよく知らなかったタコリですが、観終わってから「2PM ジュノ」と検索しまくっておりますwしっかり沼りましたね。
見どころ2:人間ドラマとしての深いテーマ性

「ただ愛する仲」は、事故のトラウマを抱える人々の“再生”がテーマ。
被害者だけでなく、加害者家族や関係者の視点も描かれ、誰もが「生き残った者」として苦しみながら、それでも前へ進もうとします。
この構成が作品にリアリティと重みを与え、単なる恋愛ドラマではない“人生の物語”へと昇華している気がします。
抱えた傷のせいで素直になれなかったり、相手を思うあまり傷つけてしまったり・・。
人間らしい不器用さもありながらも、見終えたあとに、優しさが残る作品だと思います。
見どころ3:映像美と音楽の静かな力

雨音、風の音、建設現場の埃、夜空に瞬く灯り。
一見何気ない映像の一つひとつが、登場人物の心情とリンクしており、観ているだけで胸の奥が温かくなるような“映像詩”のような仕上がりです。
さらに、切なさを包み込むようなOSTも素敵でした。
静かで、優しく、時に涙を誘う音楽が、観ているものの感情をそっと物語の中に導いてくれる気がしました。
「ただ愛する仲」を見た感想

「ただ愛する仲」は、視聴後もしばらくぽーっとする余韻のあるドラマでした。
派手さや刺激のない穏やかな展開ながら、登場人物の心情に寄り添うようなリアリティと温かさが胸を打ちます。
ただ、感情移入しやすい人には少々苦しすぎるストーリーかも・・・。
特に印象的なのは、誰もが「悲劇の被害者」でありながら、それぞれの方法で“生きる意味”を見出していく姿ですかね。
過去に縛られながらも前を向こうとするガンドゥとムンスの姿に、観ている側は、自分自身の「痛み」や「希望」を重ねてしまうのではないでしょうか。

イ・ジュノの演技は、静かでありながら力強く、涙を流さずとも心が叫んでいるような表情が忘れられません。苦しさがじわじわ伝わってくるので、本当に素晴らしい俳優さんだと思いました。
一方のウォン・ジナも、感情を抑えながらも滲み出る“哀しみと優しさ”で、作品の軸をしっかりと支えています。
演技とは関係ありませんが、ウォン・ジナってベビーフェイスでとっても愛らしいなぁって思って観てました。守りたくなるような!
全体を通して、“人は傷を分け合うことで癒える”というメッセージが優しく伝わってくる作品だと思います。観る人によって、感じ方も涙の理由も違うと思いますがタコリはそのように受け取りました!
静かで温かい涙を流したいときにぴったりの作品だと思います。
人生の痛みに寄り添ってくれる、優しいラブストーリーでした。
印象に残った名シーンやセリフ(少しネタバレあり)
7話 雨の中事故現場を掘り返すシーン
二人が建設で入っている過去の事故現場で、ガンドゥが我を忘れて雨の中土を掘り返すシーンが切なかった。崩落事故で目の前で亡くなったお兄さんの遺体があるのではないかと、無心で掘り起こす。
それくらい、ガンドゥにとっては忘れらない過去なのだと思いました。子どもの頃からそんな思いを抱えて生きてきたなんて。重すぎますよね。
22話 崩落事故の時の記憶が戻るシーン
ガンドゥとムンスが崩壊事故の瓦礫の中で出会った時の記憶が鮮明に戻るムンス。
その時の自分の行動に後悔し泣き崩れるシーンがありました。
自分に置き換えてかえてみても苦しすぎる記憶でした。心が締め付けられます。
そこからまた二人の関係に距離が生まれてしまうんです。もどかしい!苦しい!切ない!

最終回 ついに妹の本音がポロリ
今まで兄に対して冷たかった妹だけど、最後の最後に本音を漏らしたシーンが素敵でした。
「奇跡なんて信じてません。だけど一度くらい起きて欲しい。兄さんには」
やっぱり兄妹の絆は残っていたのだ!家族ですからね。
切ないシーンではあったものの、私はとても嬉しくてたまりませんでした。

ジュノ(2PM)が歌うOST「안아줘(抱きしめて)」にも注目
「ただ愛する仲」の世界観をさらに深く感じさせてくれるのが、主演ジュノが自ら歌うOST「어떤 말이 필요하니(True Love)」。
切なくも優しいメロディに、ジュノの感情を込めた歌声が重なり、まるでガンドゥの想いがそのまま曲になったような一曲です。
特に、物語のクライマックスや心がすれ違うシーンで流れると、登場人物の気持ちにぐっと感情移入してしまうはず。
俳優としての繊細な演技に加え、アーティストとしても作品に深く関わるジュノの魅力が存分に詰まったOSTとなっています。
ドラマを観終わったあとも、ふとした瞬間に聴きたくなる。そんな“心に残る一曲”になること間違いなしです。
どんな人におすすめ?

大きな事件や復讐劇ではなく、登場人物それぞれの“心の傷”に静かに寄り添うようなストーリーが、観る者の胸をじんわりと温めてくれます。
特におすすめしたいのは、次のような方たちです!
・心に残るヒューマンラブストーリーを見たい人
この作品は単なる恋愛ドラマではなく、心の再生を描いたヒューマンストーリー。
2人の出会いは偶然のようでいて、まるで運命に導かれたような必然。
互いに抱えた痛みを少しずつ癒やしていく姿に、「人は誰かと出会うことで救われる」という温かいメッセージが込められています。観終わったあとに、静かな感動が心に残るはず!
・ジュノ(2PM)の演技で涙したい人
本作で主演を務めたジュノは、アイドルの枠を超えた“俳優としての実力”を見せつけました。
ガンドゥという役は、無骨で不器用だけど、心の奥では誰よりも優しい男性。
その繊細な感情を、ジュノが目の表情と沈黙で語るシーンの数々は圧巻です。
「ただカッコいい」ではなく、「この人の痛みが分かる」と思わせてくれるリアリティがあり、ジュノファンならずとも胸を打たれます。
・ゆっくりとした余韻のあるドラマを見たい人
ストーリーのテンポは決して速くありません。
けれど、登場人物たちの表情、間、街の風景。そのすべてが、時間をかけて心に沁みていくのがこのドラマの魅力。
BGMや照明のトーンも穏やかで、まるで映画のような雰囲気が漂います。
夜に一人で静かに観たいドラマ、泣きたい夜にそっと寄り添ってくれるドラマを探している方にぴったりです。
総合評価・おすすめ度
おすすめ度:80%
作品を観た私からの総合評価はこちら。
| 項目 | 評価 |
| キュンキュン指数 | |
| 涙ちょちょぎれ指数 | |
| アクション指数 | |
| クスっとお笑い指数 | |
| ドロドロ指数 |
つまずきながらも前を向いて歩こうとする2人の姿に、きっとあなたも「大切な何か」に気づかされるはず。
涙とともに癒される、そんな時間を過ごしたい夜にはぜひ一度、ガンドゥとムンスの物語に触れてみてください。
「ただ愛する仲」を視聴できるVODは?
2025年11月現在、「ただ愛する仲」を視聴できる配信サービスを一部ご紹介します。
| 配信サービス | 配信種類 |
| U-NEXT | 見放題 |
| ABEMA | 見放題 |
| Hulu | 見放題 |
| Netflix | 見放題 |
| Leminoプレミアム | 見放題 |
本ページの情報は2025年11月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
まとめ|“ただ愛する”ことの意味を静かに教えてくれるヒューマンドラマ
韓国ドラマ「ただ愛する仲」は、派手な展開や刺激的な演出こそないものの、登場人物たちの痛みと再生を丁寧に描いた心に響くラブストーリーです。
イ・ジュノとウォン・ジナが織りなす静かな愛の形は、見る人それぞれの心の傷や想いに重なり、優しく包み込んでくれます。
また、OSTや映像美、脇を固めるキャストたちの存在感が作品全体をより深く、味わい深いものにしています。
恋愛ドラマという枠を超え、「人が人を想うこと」そのものの尊さを描いた本作。
見終えたあと、きっとあなたも“ただ愛する”という言葉の重みを感じることでしょう!




